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Serene Space, Delicate Details
静けさの中にさりげなく自分らしさを
美しい家の中には必ず、乱調が潜んでいます。天井のスリットがキッチンからの視線を引っ張り、ダイニングの先の緑にまで気持ちを導いてくれます。けれどミニマリスティックすぎるとそれは作品になってしまう。一方で普通に整えてしまうと、家もキッチンも一気に工業製品化してしまう。そのことを不思議に思うことがあります。
手前のキッチンのガスコンロやシンク、水栓のフェイスが、ここをキッチンだと認知させてくれる。これもほんの少しの緩みなのです。もちろん別荘という用途上、メンテナンスのしやすさは配慮します。けれどもこの家全体にながれる、「かっこいいけれどエフォートレスで過ごせる」というテーマがあって選ばれたパーツなのです。