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amstyle:beyond the pradise
インナーバルコニーとミラーリングするように
《My kitchenhouse》人気のコラボ連載「マイキッチンハウス」。2023年「オートクチュール編」の第2回目です。
神戸市内の緑があふれる住宅街の格式高い低層マンション。この一戸を購入したリノベーションです。足を踏み入れると、そこはとても静謐な空間でした。
とても大きなホワイトキッチン。出迎えてくれた美來さんは、色のトーンからキッチンとインテリアを考えました、と話しはじめてくれました。
「大きくてシンプルな空間の広がりに惹かれて、この物件に決めました。景色、光、ここをどんな素材や色で埋めていこうか。頭にイメージが広がりました」。
私の目に留まったのはこの一枚の絵です。白からグレーが美しく流れるように色を重ねた抽象画。これは実は美來さん本人が描かれた作品だと聞いて、驚きました。
美來さんは学生時代にデザインを学んだ経験を持ちます。「インテリアは直接関わっていませんが、やさしいトーンが好きで、素材が響き合う中のホワイトキッチン──そのイメージが明確にありました。だからこそ、キッチンはキッチンハウスのオートクチュールキッチンの一択でした」。
キッチンの前のダイニング。「床はセラミックのタイル。インテリアのマテリアル選びは考え抜きました」と美來さん。壁際のキャビネットにも凹凸感のあるアートが飾ってあります。これはインテリアショップで選んだ一枚です。照明はヌーラのレトロモダンなシャンデリア。
育児をしながら日々の実用性を満たし、料理も楽しむ。そして何より自らのイメージを実現したキッチンを、さっそく見ていきましょう。
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