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Special Issue
Cosy kitchen room

コージーなルームスタイルで

2021.02.10 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●アナ・ウィンターに憧れて

住宅の設計を進めながら、インテリアとキッチンを同時進行で考えました。

「ヒントにしたのはどこかのインテリアというよりも、伝説のファッション誌編集長、アナ・ウィンターの生き方です。ベースがエレガントなんですが、モダンで挑戦的なものを大胆に取り入れていく。そんな姿に影響を受けました」

ダイニングの主役として選んだテーブルはイタリアのモルテーニの「ガトウィック」。
「イタリアのトップブランドを何社か比べつつ、ミニマルなんだけど、アートすぎない。柔らかみや温かみがありました。これしかないと」と一目惚れしたテーブルは、大理石の優美なもの。

「建築段階からインテリアを考えることができたので造作部分と買う家具の要素を響かせ合うことができました」。
腰壁とマントルピースやミラー、ディンプレックスの暖炉風の電気暖房などで、住まいをデコレーションしています。

ソファはアルフレックスの「エラ」。直線的なシルエットのものをセレクトしています。

そして大好きな緑を楽しみたいというテラスには、曲線的なフォルムのアウトドア家具を置いています。こちらもあえてクラシック色を控えたことで、緑が映える効果を生み出しています。

シャープなラインと、大人の優美さが交差する住まい。
白いキッチンは、そんな彼女の暮らしを象徴するインテリアキッチンのように思えました。

 

Supported by kitchenhouse

住宅設計=ミサワホーム

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取材・文/本間美紀 早稲田大学第一文学部卒業後、インテリアの専門誌「室内」編集部に入社。独立後はインテリア視点からのキッチン、家具、住まい、家電、キッチンツールまで、デザインのある暮らしの取材を得意とし、建築家住宅の取材は300件以上、ユーザーとメーカー、両サイドからのインタビューを重視し、ドイツ、イタリア、北欧など海外取材も多く、セミナー活動も増えている。著書に「人生を変えるインテリアキッチン」「リアルキッチン&インテリア」(以上小学館)、「デザインキッチンの新しい選び方」(学芸出版社)

text=Miki Homma(Journalist)

撮影/岡村享則

[My kitchenhouse] はキッチンハウスとリアルキッチン&インテリアがお届けする、リアルなキッチンの今を伝える連載です。

お問い合わせ/キッチンハウス 東京店 世田谷ショールーム TEL:03-3969-6648
www.kitchenhouse.jp

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