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Special Issue

DADA、Who are you?

ダーダという名のイタリアキッチン
2019.01.15 キッチンジャーナリスト 本間美紀

● 素材美を楽しもう!生活の芸術を生み出そう!

イタリアのキッチンは機能美よりも素材美という言葉が当てはまるかもしれません。芸術を愛し、情感豊かな国民性は、キッチンや家具の素材にも妥協しません。シルエットは直線的であっても、扉やワークトップにコーディネートする素材はどこか、ファッションのように住む人の心を表すものです。

前出のジュリア・モルテーニさんは「モルテーニとダーダは同じグループのブランドです。素材をセレクトする時に、同時に、両ブランドのことを考えています。同じ素材をモルテーニにもダーダにも使います。例えば、石の場合、キッチンのワークトップの石を、リビングテーブルの天板に使ったり、木の場合、ダイニングテーブルの木質を、キッチンの扉に使ったりします。2つのブランドをまとめて見るクリエイティブディレクターがいることで、一度に両ブランドのためのトレンド(素材/色など)をセレクトし、両ブランドに活かすことができます」

2018年のミラノ国際家具見本市では家具とキッチンのトーンが見事にシンクロしたブースとなり、入場には長い行列ができました。

もちろん、ダーダにはキッチン専用の素材などもありますが、ムードや色、トーン、質感をモルテーニと合わせることが可能です。たとえばダーダのキッチンでは、こんなドラマチックな仕掛けもできます。金属塗装色のピューター色のキッチン。奥のガラス扉の背板とテーブルは明るいウォルナット材です。

黒い塊のようなキッチン。左側の壁面の扉を開けると、収納の中から明るいウォルナット材が。収納の中とキッチンのカウンターテーブルの素材がそろっていて見事です。おもてなしの時にキッチンを開けたままにしていても、インテリアの調和がとれています。わたしもこれには感激しました。隠すだけではなく、使っている時も幸せなキッチンなのです。


「ヴィンセントの役割はとても重要です。現在のキッチンは、ダイニングやリビングと繋がっているため、ムード、色、素材などのすべてを、上手に、コーディネートしなくてはなりません。簡単なようでいて、これはとても難しいことなのです」(ジュリア・モルテーニさん)
さてジュリアさんは自宅ではどんなキッチンを使っているのでしょうか? キッチンがその人を表すのであれば、知的で美しい瞳を持った彼女が選んだベースはすっきりとした白。けれどもその中央にはエレガントで温かみのあるゴールドカラカッタマーブルのテーブルトップ。アクセントに深みのあるオークの木材を選んでいます。

綺麗なホワイトにいつも仕事を頑張っている彼女の凛とした姿。温かみのあるゴールドカラカッタマーブルに、家族を愛する妻や母としての姿を垣間見たような気がしました。

自宅のダイニングでくつろぐジュリア・モルテーニさんとご主人。
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