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Special Issue

DADA、Who are you?

ダーダという名のイタリアキッチン
2019.01.15 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●リビング家具に取り込まれるキッチン

ダーダは1926年、イタリア・ミラノ近郊のメーゼロ地方に創業。ですが今はキッチンだけでは考えられないブランドです。その理由の一つにグループカンパニーであるモルテーニ社との連携があります。

モルテーニの収納システム(GLISS MASTER)。ガラス扉の収納なのに、内側の側面にダボや蝶番(ヒンジ)が見えません。こういった細かい点が品格を出しています。

モルテーニ社は木工家具の工房から始まり、特に室内を包みこむような端正な収納家具で知られています。ごく薄い棚板や細いパーツで組まれた繊細なデザインながらも堅牢な収納システムを得意とし、本からアート、洋服までを見事に収めてしまいます。モノが入ればいいという量の収納ではなく、質の収納を世界でもいち早く打ち出したのはモルテーニでしょう。

収納家具に住むような感覚になる、スタイリストクローゼット。

古典的であっても現代建築であっても、美しい窓や建物のシルエットはイタリアの生活の中で目に入ってくるもの。モルテーニの収納家具は、建築家によるデザインが多いのですが、そのことも影響しているかもしれません

たとえばモルテーニのアイコニックな収納「ピロスカフォ」は1990年代に大型船のずらりと並ぶ窓を模したもの。

その目で本社ショールームを見ると、窓とキッチン、収納のバランスが感じられます。窓と佇まいを揃えたキッチンの収納の向こうには、外の世界が広がっているような気がします。一方で中央のアイランドはどっしりと重厚感あるキッチン。生命力ある食材を受け止める力強さを感じます。

繊細さと骨太なバランスはイタリアブランドならではの感性に思えます。

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