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Special Issue
Alessi dream

キッチンインテリアに夢のアレッシィ

2018.10.26 キッチンジャーナリスト 本間美紀

 ●伝説の会長のキッチンを訪ねて

建築家との対話、建築の中によりそう製品としてアレッシィは考えられています。その世界観をそのまま実践していたのが会長アルベルト・アレッシィさんの自宅でした。

Photo=Masashi Ohba

湖に臨み、ワインのためのぶどう畑を持つ、その家を訪ねる機会に恵まれました。「ワインは僕の子どものようなもので、散歩をしながらいつもぶどうの様子を見ているよ」とアルベルトさん。

Photo=Masashi Ohba

実はこのキッチンは、イタリアのバルクッチーネ社と15年前に共同開発した、夢のようなキッチン。曲線を描くアイランドにはアレッシィ社の遊び心が感じられます。ガスコンロの口がステンレスのワークトップに直付けになっています。

このキッチんでは包丁からまな板、家電、食器、ソルト&ペッパー、ワインやコーヒー関係など、ありとあらゆるアレッシィ製品が持ち込まれ、アルベルト会長が自ら全て使ってみるのだそうです。

「アレッシイ家のメンバーは職人である必要はないのです。現代建築の中でどういう形であれば溶け込むか、新しい食や住のスタイルは何か。建築家やデザイナーから提案をもらって、それ製造の現場に伝える。その翻訳者あることが一番大切で、製品の中のアーティスティックな魂を守ることがミッションです。だから生産性によりすぎたり、マーケティングデータはあまり見ません」

こちらはアラン・デュカスと開発したお鍋で、パスタソースの材料とパスタを一緒に茹でて料理ができます。鍋の厚みと蓋の密封性がよく、野菜とパスタの両方をほど良く加熱できるのだそう。

先ほど登場の「ジューシーサリフ」もこんな風に、使えます。タコの頭部分にレモンを当て、力を入れると足に絞り汁が伝わる仕組みです。

次のページではアルベルトさんのキッチンをもう少し見ていきましょう。

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