
●ミラノサローネアワードに日本のサンワカンパニーが入賞
ミラノサローネアワードとは主催者と審査員による、ミラノサローネ会場で最も優れた展示に与えられる賞。10ホール以上もある広い会場で選ばれたのは3社。その中で日本のサンワカンパニーが入賞しました。他にはcc-tapisとマジス。
授賞式はドゥモ(大聖堂)すぐ脇の市庁舎マリーノ宮で行われましたが、見本市のシンボルカラーの赤い光が飛び交い、緑、白、赤のイタリアンカラーのフィンガーフードが振舞われるとてもおしゃれなパーティ。
サンワカンパニーの受賞理由はクリーンでミニマルな空間を会場で提供したこと。オアシスのような新鮮な空気を提供したという理由です。ビッグキッチンが主流のヨーロッパの中で、あえて「新しいコンパクト」を提案。日本人には馴染み深いサイズのプチアイランドやキャビネットキッチンが展開される空間は、世界の目には新鮮に映ったようです。
cc-tapisはネパールで製造される質の高いラグのブランド。職人技とアートが融合した製品に触れることができる参加型スタンドでした。
日本でも人気のイタリア家具マジスはキリコやアルド・ロッシなどイタリアの巨匠からインスピレーションを受けた、おとぎ話のような開放的な空間が評価されました。
ミラノの総合的なレポートは次回に続きます。
2018年のキッチントレンドはこちらから!
[小学館カルチャーライブ!開催 申し込み受付中]
デザインの街ミラノで見た 世界最高のキッチン&インテリア
ウェブサイトのレポートだけでは伝えきれない!世界のキッチンビジネスを深く読み解いたセミナーを小学館カルチャーライブ!で開催します。
東京会場 6月13日(水)18時〜20時 満席御礼(会場/小学館本社 講堂/神保町)
大阪会場 6月29日(金)18時〜20時 申し込み受付中(会場/カッシーナイクスシー大阪店/心斎橋)
取材・文 本間美紀/早稲田大学第一文学部卒業後、インテリアの専門誌「室内」編集部に入社。独立後はインテリア視点からのキッチン、家具、住まい、家電、キッチンツールまで、デザインのある暮らしの取材を得意とし、建築家住宅の取材は300件以上、ユーザーとメーカー、両サイドからのインタビューを重視し、ドイツ、イタリア、北欧など海外取材も多く、セミナー活動も増えている。著書に「デザインキッチンの新しい選び方」(学芸出版社)「リアルキッチン&インテリア」(小学館)
[ミラノサローネ国際家具見本市]
今年で57回目。 今年はキッチンの見本市「ユーロクチーナ」が併催されます。ロー・フィエラ見本市会場で開催。2018年は43万人が来場。同時期に市街で「ミラノデザインウィーク(フオリサローネ)がありイベントが約800ヶ所以上で盛り上がる。
www.milanosalone.com