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With Lakeside View
湖畔の慎ましいわが家
『REAL KITCHEN & INTERIOR』では、これまでにたくさんの実例を紹介してきました。単行本『人生を変えるINTERIOR KITCHEN』はこれまでの取材を集大成した1冊。
家やキッチンの大切さについて考える人も多い今、連載形式でこの単行本の内容を本サイトにて無料公開いたします。今回はその6回目、「質感を見つける」というセオリーについてです。
[Theory:6 Material マテリアル〜質感を見つける]
●キッチン計画で、一番楽しいのが素材選びです
最近の取材で「キッチンは色や素材を一番に考えた」という言葉を何度聞いたでしょうか?
多くの女性がファッションやメイクで色や質感を楽しむように、
キッチンの色や素材を〝コーデして楽しむ〟考え方が当たり前になってきました。
キッチンの素材は大きくキッチン天面のワークトップと扉材に分かれるでしょう。
この素材が、リビングやダイニングから見たときに、キッチンをテーブルや床と調和した「暮らしの景色」としてくれるのです。
ワークトップはオープンキッチンでは予想以上に広く目に入ってくるところです。
料理をしながら毎日見つめるところですし、
オープンキッチンではダイニングテーブルに近い面積を持ちます。
キッチンの扉材はリビングやダイニング側から目に入ってきます。
ソファやダイニングテーブル、床や壁材のサンプルと合わせて、考えていきましょう。