
2017年を振り返ってみると、今年はいつになく海外ブランドのキッチンショールームが盛り上がった一年です。以前と違うのは、判で押したように同じようなショールームができるのではなく、それぞれのブランドの個性を生かした場所であること。キッチン探しをしている皆様にもとても選びやすくなるのではないでしょうか?
●ドイツブランドはやっぱり人気
まず3月にドイツのジーマティックが日本橋から南青山に移転、邸宅のようなショールームは今年、多くの人を集めました。ジーマティックを扱うSMWジャパンは、カッシーナ・イクスシーの傘下に入り、来年も強力にハイエンドインテリアのあるライフスタイルを目指します。場所もカッシーナ・イクスシー青山本店から徒歩すぐの場所に。
今年はリアルキッチン&インテリアseason6の表紙の舞台となったのもジーマティック。2階のキッチン「アーバン」です。
ドイツの高級キッチン家電専門ブランドのガゲナウ。そのショールームも東麻布に移転し、モノトーンの素敵な空間に。機器は実演もでき、今年はシンガポールからシェフを呼んで料理イベントも開かれました。
良い料理道具に、ガゲナウの調理家電。料理が始まって、キッチンが雑然としてもプロの厨房みたいにかっこいい!
こんな素敵なお料理もふるまわれました。ガゲナウのテーマカラー・黒に彩り豊かな一皿が映えます。
幅90cmのワイドオーブンではたくさんのお肉を一度に焼けます。カフェなどのセミプロ仕様としても使えそうですね。
●北米スタイルやクラシックなら
8月は北米やカナダスタイルのキッチンを得意とするロッキーズコーポレーションも国分寺から、南青山に移転。こちらは隠れ家的な、イタリアンレストランとコラボした新発想のショールームになります。小さな扉を開けると細長い通路があり、イタリアンレストランの席が。
その先を抜けるとメラリットやクラフトメイドといったアメリカのキッチンや水栓デルタがずらり並んでいます。
さて、今年後半は、ドイツキッチンに押されがちだったイタリアキッチンのブランドがどんどん盛り上がってきました。次ページに続きます。