INTERIOR
MILANO PLACES TO GO 01

ミラノ旅行でインテリアを満喫しよう

2016.05.30 本間美紀

毎年、ミラノの春は家具の国際見本市やイベントに、世界のインテリア関係者が集まる、、、というレポートの第2回目

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石だたみの小道が楽しい、ミラノの街歩き。美しいのですが、石だたみが容赦なく、足の疲労を倍増させるのです。。。。!

●ミラノ旅行で訪ねられる常設ショールームを紹介します

まず、リアルキッチン&インテリアの読者の皆さんが、誰でもインテリアの街・ミラノを感じることができる、、、、一般の観光客でも比較的入りやすい、正統派のインテリア、キッチンを見るための素敵なショップ&ショールーム’Place to Go’を紹介しますね。まずはどんな街で見本市が開かれるか、知っておくと楽しいはず。ショールームは主に「インテリアを相談する場所」なので、一般のお店よりも入りにくいです。けれども「ぜひ見たいんです」の気持ちを伝えれば、にこやかに迎えてくれるはず。入るときは「ボンジョルノ(こんにちわ)」、出るときは「グラッチェ(ありがとう)」の声がけを忘れずに。

・通ならサンバビラ教会脇を  corso monforte

ミラノ旅行の最中で、インテリアめぐりをしたいなが、まずはサンバビラ駅、ドゥリーニ通りから始めたいとところですが、そのそばに必見の新名所ができましたので、そちらから紹介しますね。ドゥリーニ通りとは反対側のサンバビラ教会の脇から始まる小道、モンフォルテ通りを行きます。

〔De padova デパドヴァ 〕Via Santa Cecilia7
2015年秋に誕生し、ミラノに来たら絶対行きたいショールームになったのがデパドヴァ。以前はコルソ・ヨーロッパにあり、わりと普通のショールームだっただけに、ライフスタイル提案型に変わったデパドヴァは、2016年のミラノサローネでも大きな話題を呼びました。デパドヴァはイタリア家具の中でも、北欧の影響を受けたデザインが特徴で、イタリアモダン家具界で伝説のマダム・デパドヴァ夫人が育てたブランドです。

モンフォルテ通りを折れて、小道に入って突き当り。こんなところに?というところにできました。

 

あえてわかりにくいようなアプローチ。一度、暗い中に来る人の視覚を沈めて、その先には。ゆるいカーブのついた階段。

デパドヴァ夫人が亡くなった後は、迷走した時期もありましたが、昨年からイタリアのトップブランドキッチン・ボッフィとグループ化し、インテリアとキッチン、リビングを一つの空間で見せる、本当に素敵なショールームが誕生したのです。

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キッチンそのものは前からあるものです。けれども空間でのあり方で、こんなに変わるなんて、、、!
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後ろのキャビネットはボッフィのものです。手前のダイニングはデパドヴァのもの。リビングにつながる住まいの空間を具体的にイメージさせます。
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今回のミラノ取材で最も心に響いたキッチン&ダイニングがこの展示。北欧風の真っ黒なビッグテーブルにボッフィのステンレスと無垢のキッチン。装飾をこんなに抑えながら、響くものがあります。ここにたくさんのお料理を並べてみたい!

そして、このデパドヴァに着くまでに同じ通りには照明のフロスやアルテミデ、ルーチェプラン、北欧食器のイッタラ、デザイン家具のカッペリーニなど、やはり世界のインテリアのショールームが点在しています。道は意外と細いのに車通りが激しいので、交通注意です

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