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Serene Space, Delicate Details
静けさの中にさりげなく自分らしさを
海外のバスルームトレンドを報告します。3月にドイツ・フランクフルトで開かれたISH国際衛生設備見本市のレポート、第1回目。
出店者数は2482社、来場者数は20万人。そのうちの4割が海外からで、中国からの来場者が第1位。広大な土地を持つ中国、家庭に、ホテルに公共施設に、空調設備やバスルームの整備の市場が広がっています。日本からの来場者も16%増加だそうで、バスルームに対する関心も上がっていることがわかります。
ドイツのバスルーム産業協会(VDS)専務理事のイェンス・ヴィルシュマン氏に世界的なバスルームのトレンドを解説してもらいました。
「大きな流れは、バスルームのインディヴィアルゼーション(個性化)です」
ー聞きなれない言葉ですが、どういうことでしょうか?
「家庭であってもバスルームは共用の場で個性が出しにくかったですが、これからはその家族にあったバスルームのデザインがより広がっていく、そのための製品が増えています。スポーツの好きな家族なら、バスルームに簡単なジム機能がつき、汗をさっと流せる。ファッショニスタなら、クローゼットの前にいるような気分の上がるパウダールームなど、もっと自由に楽しんでほしい」
それを実感できるようにISH会場ではヴィルシュマン氏が話すインデヴィアルゼーションの具体的な展示コーナー「POPUP BATHROOM」で具体的なヒントを見せていました。
「ここで紹介する6例は、同じバスルームでもまったく違うスタイルになります」とビルシュマン氏。早速見てみましょう!