デザイナートトーキョー31日より開幕。

・光・香り・音の調和を体感できるAXIS BUILDING

デザイン誌「AXIS」やAXISギャラリーを擁するAXIS BUILDINGでは、アンビエンテックの新作ポータブルランプ「Barcarolle（バルカロール）」を中心とした展示「Synesthesia -New Collection “Barcarolle”-」が行われます。

光に呼応する香りは、アルゼンチンのパフュームブランドFUEGUIA 1833がセレクト。音楽はドイツの作曲家フェリックス・レッシュによる繊細な楽曲が添えられ、灯り・香り・音が響き合う感覚的な世界を楽しめます。

まさに「光が音を奏で、香りが色を帯びる」ような体験ができる展示です。

もうひとつ印象的で興味を惹かれたのは、「時構の間｜SEN-AN」。茶室という伝統文化を現代的に再構築した空間実験で、非伝統的素材LGSを採用し、「時間を映す構え」として提示しています。形式ではなく“精神の装置”としての茶室を捉え直し、日本の美意識を未来へつなぐ試みです。

日本の伝統を“守る”表現が多い中、現代の素材を使って、“問い直す”姿勢に共感しました。