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スモールラグジュアリーとは

2024.10.07 キッチンジャーナリスト本間美紀

・今年のテーマはスモールラグジュアリー

今年のテーマはスモールラグジュアリー。
一時期は「豪邸ブーム」もあり、大きな空間にドーンとアイランド、バックセット、というキッチンが主流になっている。けれども最近は世界では「タイニー」「コンフォート&コンパクト」というキーワードが目立ち始め、これからの無駄のない空間美学として、注目されはじめている。

「起きて半畳、寝て一畳」。そんな格言があるけれど、日本こそ、その空間美学を歴史的に培っている。

そして取材に出てみると、またこれまでと違う個性の宝庫で、なんだかドキドキしてしまう。あまり書けないけれど、そのお仕事もとても希少で価値ある仕事をされている人も多く、だからなのかと思うことが度々。キッチンが小さいといっても、何を絞り込んだからこそ、個性が濃縮されていて、それをきちんと表現できることが真の「ラグジュアリー」ではないかと気づき始めている。

そしてその取材は全国に渡っている。つまりはそのような個性的なキッチンをつくるひとが一部の首都圏だけではなく、全国に広がっているということの証拠。ということで、最近のリアルキッチンではあまり取り上げなかった雰囲気の事例も掲載される予定。また新しいキッチンユーザーの姿をとらえ始めている、リアルキッチン&インテリアの最新号にご期待下さい。

ということで明日からまた出張です。

 

コラム=本間美紀(キッチン&インテリアジャーナリスト)
Text=Miki Homma(journalist)

 

●前回のコラム「美しい家で美しく逝く」はこちら

【本間美紀のコラム/バックナンバーはこちら】

写真提供=大塚紘雅

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