●まずは柄入りか、プレーンか
−こんなにある柄、まずどうやって考えたらいいでしょうか?
「一般の方にわかりやすいのは、まず柄入りかプレーン(無地)かですね。プレーンは純粋に色を楽しめます
−どんな色が人気ですか?
「意外に思われるかもしれませんが、日本人の感性に最も響くのは白のシリーズです。コーリアン®ではモダンホワイト、グレイシアホワイト、ミルキーホワイト、カメオホワイトなどプレーンな白だけで7色も揃っているんです」
—確かに暮らしの中で求める白って、実はたくさんありますよね?
「陶器のような艶やかな白、クリームのような柔らかな白。清潔感のある清々しい白。アトリエ系建築家に人気なのはモダンホワイトですね。モノトーンキッチンとも相性がいいです。カメオホワイトはオーク材など温かみのある木のキッチンにしっくりきます」
—コーリアン®で‘柄’というと、どんなものがあるんですか?
「大きく分けると、粒が入っているタイプと、マーブル風や紋など流れ模様のタイプです。特に粒は小粒、中粒、大粒があります。キッチンのワークトップは手元で作業するので、近い見え方も大切ですし、キッチンがインテリア化した今、遠くから見る印象もあります。近くで見ると強く感じても、ダイニングからはシックに見えるものもあります」
-小粒タイプの「シエラ」と大粒タイプの「マグナ」、確かにこんなに違います。粒の大小で、だいぶ雰囲気が変わるものなのですね。
「色も単色ではなく、使う側の解釈で幅広く活用できる色もあります。「エクリュ」は生成りという意味です。近くで見ると黄が強く見えるタイプですが、遠目で見るとヒノキなどの針葉樹のイメージがありますのでお寿司屋さんのカウンターで使われることもあります。清潔な状態を保ちやすく耐久性のあるコーリアン®の機能も活かされます」
そして菅原さんが特にリアルキッチン読者にお勧めしたいのは、コーリアン®の製造プロセスをさらに発展させ、自然素材のような面白さを出した「デュポン™プライベートコレクション」という色のシリーズなのだそうです。
「家具やインテリアのトレンドに合わせやすい素敵なトーンが多いんですよ」と菅原さん。早速見ていきましょう