湖畔の慎ましいわが家

●片付けまで二人で一緒に ──「超」ファンクショナルキッチン

夫ののぶさんは、地元で長く信頼される自営業を敷地内で営んでいます。自宅と事務所はすぐそばですから、ランチも含め三食、ほぼ自宅で取ります。料理もできるだけ一緒にします。

キッチンは二人でもてきぱき動けるように、機能や収納がよく考えられています。特別な収納パーツを使わなくても、「自分たちの動き」をきちんと整理するだけで、こんなにキッチンは個性的になるんだと、驚きました。

まず意外だったのはまな板とバットの位置。まな板はシンクのそばに立てかけてしまうもの、と考えてしまいますが、まりさんは平たい引き出しに長方形のバッドを入れています。実は意外と居場所がむずかしいまな板は、引き出しにいれればスッキリ。小さなことですが、目から鱗でした。「風通しのいい家なのですぐに乾きますよ」とまりさん。

そして包丁はシンクの脇の引き出し５丁を収めています。切り方や大きさによって包丁を使い分けますが、これなら一目で手に取れます。

突板仕上げのキッチンは収納の扉の小口まで丁寧に仕上げています。

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