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Special Issue
“L’art de vivre” in the kitchen

キッチンでアール・ド・ヴィーヴルを

2023.09.29 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●おもてなしも大好きだから、このインテリア

実は恵さん、このリノベーションを始めたときはパートナーと暮らすことも視野に入れていましたが、最終的には一人での暮らしを選択しました。

一人で暮らすにはやや広いこのダイニングキッチン、これからは親しい人を招くプライベートサロンのような使い方を想定しているそうです。

「フランスって、しょっちゅう、人を家に招いたり、招かれたりするんですよ。住まいを見せることがそのまま、人間関係になります。日本ではフランス料理はやや敷居の高いものですが、家庭料理は本当にシンプル。料理もオーブンに入れるだけ、美味しい食材を切って並べるだけ。でもワインとデザートには妥協しませんね」と恵さん。

フランスではかなりの大人数もおもてなししていたという恵さん。ラウンドテーブルは座る人数を限らない自由さがありますし、今後は食事をしながら「アートの話もたくさんしたい」という夢もあります。

食器棚も好きな作家の器が並べられていますが、しまい込まず、できるだけ日常で使っていきたいと恵さんは話します。

ちょっとした棚ひとつとっても、まるで美術館やギャラリーのように美しい。そこに住む人の価値観が感じられる。それが「アール・ド・ヴィーヴル」の考え方。

「人生で大切にしていることは、自分の気持ちに素直に物事を楽しむことです。好奇心旺盛な性格なので自分が興味を持ったことを取り入れて日々の生活が豊かになれば良いなと思っています」

真の「アール・ド・ヴィーヴル」に満ちた家。それが恵さんのインテリアキッチンでしょう。

Supported by kitchenhouse

キッチンハウスのオートクチュール

取材・文/本間美紀 早稲田大学第一文学部卒業後、インテリアの専門誌「室内」編集部に入社。独立後はインテリア視点からのキッチン、家具、住まい、家電、キッチンツールまで、デザインのある暮らしの取材を得意とし、建築家住宅の取材は300件以上、ユーザーとメーカー、両サイドからのインタビューを重視し、ドイツ、イタリア、北欧など海外取材も多く、セミナー活動も増えている。著書に「人生を変えるインテリアキッチン」「リアルキッチン&インテリア」(以上小学館)、「デザインキッチンの新しい選び方」(学芸出版社)。

text=Miki Homma(Journalist)

撮影/岡村享則 photo=Yukinori Okamura

[My kitchenhouse] はキッチンハウスとリアルキッチン&インテリアがお届けする、リアルなキッチンの今を伝える連載です。

お問い合わせ/キッチンハウス 東京店 世田谷ショールーム TEL:050-2018-8163
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