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Special Issue
HIDEO Milan Open

バスファニチャーという新しい世界

2022.09.14 キッチン&インテリアジャーナリスト 本間美紀

●同じ夢をもつ同志をミラノで得て

「HIDEO Milano Studio」のオープンでは、清水さんの思いもよらない出会いがありました。照明ブランド「フィルマメント・ミラノ」の創設者、カルロ・グリエルミ氏が、このミラノのショールームの開設に力を貸してくれたのです。この2ブランドは隣接し、東京とミラノでデザイン照明とバスタブというコーディネートを展開していきます。

「ミラノの大空を意味するフィルマメント・ミラノは、グリエルミ氏を含む著名な建築家・デザイナーによってデザインされている独創的なフィロソフィーの照明コレクションです。グリエルミ 氏は、「ミラノサローネ」元社長、ミラノサローネの母体となるイタリア家具工業連盟の照明部門「アッソルーチェ」元代表およびイタリア知的財産協会「INDICAM」の元会長であり、イタリアラグジュアリー製品協会「Altagamma(アルタガンマ)」の創設者、更にはイタリアを代表する照明ブランド「Fontana Arte(フォンタナ・アルテ)」の社長を長く担ってきました」(プレスリリースより)。

そんなグリエルミ氏の人脈もあり、ミラノのミラネーゼ向けオープニングパーティには400人以上の人が集まり、HIDEOは幸先のよいスタートを切りました。実は70代であるグリエルミ氏も「フォンタナアルテ」を経て、ブランドを守って育てていくことが、いかに大変なことかを知り抜く人物で、同じ70代の清水さんが挑戦していることを非常に理解した上で、バックアップをしています。

若い勢いや流行り物、トレンド、日常はどうしてもそんなものに流されがちになりますが、ミラノサローネに行くと40、50代はまだまだ若く、60、70代の大ベテランが「本物」を精力的に生み出していることが実感できます。

人生は長くて深い。それを命をかけて表現しているようにも思えます。若手はそんなベテランの姿を見て学んでいる。
今回もつくづく感じたそんな“ミラノの当たり前”を、HIDEOでも垣間見ることができました。

清水秀男氏の言葉でこの記事を結んでみます。

“市場のニーズに流されず、夢のある製品を作り続けていくことが
ブランド継続の条件であること……”

■HIDEO https://hideo.design/

 

取材・文=本間美紀
Reported by Miki Homma/ Journalist

HIDEO TOKYO (ハイデオ トーキョー)
東京都港区赤坂3-3-3-1F 
TEL:03-5797-7507
営業時間:10:00~18:00 土日祝休業

HIDEO Milano Studio
Via Privata Battista de Rolandi 14

https://hideo.design/

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