パンの焼ける幸せな香り

《My kitchenhouse》人気のコラボ連載「マイキッチンハウス」。2022年「オートクチュール編」の4回目です。

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柔らかなアッシュベージュのキッチンに、国産ナラ材の床。一戸建てを新築したエミさんの家のキッチンは、温かな雰囲気のキッチン＆リビングです。ふんわりとした雰囲気のエミさんですが、「調べ始めると、徹底的に調べたくなるんです」とそんな芯の強さを感じさせる言葉から、取材はスタートしました。

実はエミさんは書店で「リアルキッチン＆インテリア」に出会い、過去のバックナンバーまで入手して読み込んでくれた、本当にありがたいファンのお一人でした。

そしてエミさんは高校2年生の長男を筆頭に小1の長女、2歳の次男と、3人の育児にも大奮闘中。それでも心地いい暮らしをしたいとキッチンを中心とした家づくりを考えました。

「幼少期に父の仕事の関係でアメリカに住んでいました。その頃の日本では考えられないような大きなキッチンで、母が七面鳥やラザニア、グラタン、ケーキを焼いてくれました。子どもの頃、それが本当にうれしくって。自分の家族ともそんな思い出を作りたいと思いました」。

「パンやお菓子を焼くことから、お弁当まで料理は好きなタイプ。段取りを考えるのも好きです」とエミさん。

「家族も多く、人を招くのも好きなので、キッチンは2、3人で使える大きさに計画しました」。育児と仕事で多忙な中、夫とショールームをまわるのがとても楽しかったと話します。

新しい家では、夫はもちろん長男や長女がいつのまにか、キッチンでエミさんと一緒に過ごすようになっていました。

そんなエミさんのキッチンをじっくり見ていきましょう。

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