●「自分たちで選んでいくこと」が楽しい
キッチンハウスのオートクチュールは、「マテリアルやビルトイン機器選びもとても楽しかった」と二人は声をそろえます。「レンジフードが部屋の中央に来ると、キッチンと一体になったインテリア、という感じがします」と昭夫さん。
「海外ブランドの機器は、知らないものもたくさんあって、あちこち調べたよね」と昭夫さん。食器洗い機は親しみやすい値段で、使いやすいドイツのボッシュ。目の高さに設置できるビルトインオーブンはスウェーデンのアスコ。大きなステンレス扉の冷蔵庫はメキシコのマーべです。
レイアウトは、シンクを壁側にすることも希望でした。
「シンクでは下ごしらえの作業が多いし、洗いものも下がってくる。見えにくい位置がベスト」とレストラン勤務経験のある恩さんは、動線にも意見があります。一方でシンクの前には細長い窓を設け、料理をする人が風景が見えるようにしました。浄水器一体型の水栓で、ステンレスのシャープなシンクをオーダー。花を切っていけるなどの作業もしやすいそうです。
ビルトイン機器選びで、一番惚れ込んだというのがドイツ・ガゲナウ社の製品。世界最高のブランドと言われますが、すべてそろえるには予算オーバーでした。
オープンキッチンで一番見えるところにガゲナウのIHクッキングヒーターを選びました。突起のように見えている操作部のダイヤルはマグネット式で、ふき掃除のときには取り外しができます。
ワークトップは「ピアノベトン」という柔らかなグレー。キッチンでは料理もする、テーブルで作業もする「1日で一番みている色かもしれない」と恩さん。濃いめのグレーにしようかどうか、ショールームで悩みに悩んだそうです。素材は「エバルト」というキッチンハウスオリジナルのメラミン素材です。
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