
●4種のフライパンで家事も料理も完璧
話を4つのフライパンに戻しましょう。「理想の4つ持ち」-今まではフライパンを買うときに、お手入れ方法重視で選んでしまっていましたが、これからは「用途とシチュエーション」で使い分けた方が、キッチンライフの質が上がるという考え方です。
もう一度、先ほどの写真を見てみましょう。円グラフのように表現されたビジュアル。適した食材のイラストが付いていますよ。これが4つのジャンル。
1 ノンスティック(フッ素)コーティング
ご存じ、くっつきにくい底面のフライパンで、卵や白身のお魚など柔らかい食材を焼くとき、つるん、、、、!と流れてくれます。中火から弱火で使います。食器洗い機には弱いです。油を使わないので、カロリーダウンにも適しています。
適した食材:目玉焼き、皮付き魚、マッシュルームなど
2 セラミックコーティング
セラミック質でコーティングされていて、やはり底面にくっつきにくいですが、セラミックが熱をじんわりと通します。中面がグレーになっているものが多いですね。
弱火でじわじわ使うのに適していて、野菜を低温でじっくりソテーするといった料理が得意。イメージとしてはニンジンやナス、ズッキーニなどをやんわり仕上げる料理でしょうか。使うときにほんの1滴、油を垂らし「潤滑」させるのがコツだそうです。
こちらも食器洗い機には弱いですね。
適した食材:ナス、ズッキーニ、ニンジン、ピーマンなど
3 ステンレススチール
ドイツといえばやっぱりお肉料理。肉厚なステンレスのフライパンは「ステーキに最適だよ」というお話。熱伝導率がいいので、肉の表面をジュッと焼き付け、旨味を閉じ込めます。食器洗い機で洗えてお手入れも楽です。性能、デザインともに優等生なフライパンで、汎用性があります。
適した食材:ステーキ、チキンソテー、オニオンなど
4 アイロンキャスト(鋳鉄)
いわゆるベーシックな「黒い鉄のフライパン」で、高熱で一気に表面をグリルし、香ばしく焼き上げます。使い始めにコツがいるのと、やはり使った後はきちんとお手入れが必要ですが、油が馴染んで使えば使うほど自分の料理のスタイルに馴染んでくる魅力は多くの人が体験済みでしょう。デザインやサイズによってはそのまま食卓に出しても映えますね。
適した食材:脂分の多い肉、ステーキ、ラム、ロース肉、鶏モモ、ジャガイモなど
要はツヴィンリンググループの製品を使えば、この4つがすべて揃うよーというプロモーションなのですが、現実のキッチンでもとても役に立つ考え方です。「実際には4つのうち、ノンスティックかセラミックのどちらか、ステンレスか鋳鉄のどちらかを選んで2つあれば、家事楽と美味料理、それぞれを楽しめます」ということでした。