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Special Issue
BAUM ─ New skin care

BAUM というサステナブルライフ

2020.12.09 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●家具品質のパッケージ

BAUMのパッケージを生み出すにあたっては、規制の多い化粧品業界において、さまざまなトライアルがあったそうです。

森林の間伐材を利用するなど、リサイクルの案も検討されました。けれども多くの人の手にわたる量産パッケージとしては、なかなか条件が揃わないない中、熊野さんが一つの提案をしました。それは家具工場から出る端材を使うということ。

リアルキッチン&インテリアでも人気の「KNS(カリモクニュースタンダード)」のチェア。

愛知県を本社とするカリモク家具は、日本最大級の家具工場を持ちます。世界的に見ても規模が大きい木製家具メーカーといっていいでしょう。工場には、家具材料として利用された後、安定した品質、美しさを持つものの、上手に活用できていない端材がたくさんあります。

空間から考える家具を提案するカリモク家具の新たなコレクション「カリモクケーススタディ」

この工場から出るオークの端材をフィンガージョイントで接合し、一部に植物由来のPETを配合したボトルをウッドフレームにはめ込む仕組み。BAUMのプロジェクトチームがこだわったのが、ここ! しなやかな樹脂が細いウッドフレームにぱかっと、はまる。その感触の「質」が、このスキンケアシリーズを一流品にするのだ、という思いです。

仕上げは家具と同じ、薄いウレタン塗装。触れると、木のしっとりとした質感が伝わります。男女を問わないパッケージデザインは。熊野さんのファーストスケッチとほぼ変わらないそうです。

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