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Special Issue

German house-as it is 01

ありのままを尊ぶドイツの家
2019.05.30 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●自然を感じる窓、窓、窓

ドイツの家で感じる心地よさの理由の一つは住まい全体に配された窓です。室内を歩いているだけで、景色が目に飛び込んできて、すぐれた視線設計のセンスを感じます。日本では残念ながら「窓」はネガティブな要素でもあります。なぜなら住宅のエネルギー効率を考えると、日本では「窓はもっともエネルギーが逃げる場所」とされているからです。

けれども自然との一体感を大切にするドイツでは、エネルギーと同時に「居心地の良さ」を自然に求めます。玄関からも階段に吹き抜けからも空や緑が見えます。大窓を設けないお部屋でも、かならず小さな窓があります。

バスルームは1階、さらに2階には夫婦用と子ども用の2つがありますが、どちらも目の高さに小窓があります。

家事を行うランドリールームにも窓があります。光と風が入るので暗くじめじめした家事ルームにはなりません。

私が好きなのは、ドイツのキッチンにはよく庭に出られるドアがついていることです。この透明ガラスドアは、キッチンのみならず玄関ドアでも使っている人がいます。日本ではガラスのドアや大きな窓は、他人の視線を気にしがちですが、ドイツでは自然の景色を家に取り入れる方が優先なのかな、と思います。

室内から見えることで、庭やテラスをつくる情熱も感じます。ドイツ式のガーデニングはインテリアの一部として考えられているような気もします。夜の照明も美しく、夜間に住宅街を歩いていると本当に窓から見える照明が心を和ませてくれます。

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