KITCHEN

INTERIOR KITCHEN18

森のようなキッチンに出会う[前編]
2020.05.28 キッチンジャーナリスト 本間美紀

──自然の力は具体的にどんなところに感じましたか?

「ウォルナットの扉材と、コンクリートのような無機質な素材の組み合わせが新鮮でした。可愛らしいものより、かっこいい感じが好きです。自然な感じのものが好きで、買い物も地元の野菜の直売所に行きます。このキッチンのデザインにも無作為の美を感じたように思えます。泥がついていても、不格好な野菜でもとても自然に見えます」

壁側の収納は木目を縦に並べ、アイランドキッチンはリビングに対して、横に大きく木目を流す扉材にしました。過ごす人の視線に合わせてさりげなく、扉材の木目をの流れを変えるアレンジです。床は木調のタイルでキッチンの素材となじみます。

──イタリアキッチンを使ってみていかがでしょうか?

「以前は大手住宅設備メーカーのキッチンを、機能性や収納量を優先して選びました。けれども今回は機能と美が一体になったキッチンをつくることができました。扉のウォルナット材の木目が凛と流れていて、美しいです。開け閉めのたびに満足します。芸術の国のイタリアの美意識を住まいの中に自然に取り入れられること。これが魅力だと思います。整理整頓が苦手なので、扉を閉めてしまえば片付いているように見えます」

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