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Serene Space, Delicate Details
静けさの中にさりげなく自分らしさを
・サステナブルエネルギーで焼成された洗面ボウル
スイスの洗面陶器ブランド、ラウフェン。日本でも一部取り扱いのあるブランドですが、現在はロカグループの一つになっています。サンフランシスコを拠点とするデザイナーのイブ・ベアールが、新作「ヴォルタ」を発表しましたが、彼自身によるプレゼンテーションが行われました。
非常に複雑な造形の洗面陶器ですが、水の動きを形にしたのだそうです。水を出すとその流れで洗面ボウル内部がざっと洗える形になっています。この実際の水の流れはリアルキッチン&インテリアのインスタグラムのリールで動画を公開していますので、ごらんください。@realkitchen_interiorをフォローくださいね
さらにこれは太陽光発電を利用した「e キルン」という世界でも斬新な焼成窯で、サファイアケラミックという素材を使って製造したもの。洗面の造形、機能の斬新さだけではなく、サステナブルエネルギーを使って焼成されたという点でも非常に、社会的に意味のある新作だと思いました。
またこういったものも、会場で見て面白いなと思っていたのですが、記者発表できちんと背景を説明することで、より意味が伝わる。ものの説明以上に「デザインの言語化」が重要性を増しているとも思いました。