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Heimtextile 2026

ハイムテキスタイルレポート

2026.02.02 キッチンジャーナリスト 本間美紀

・パトリシア・ウルキオラのインスタレーションを展開

ハイムテキスタイルでは2025年から世界的なデザイナーのパトリシア・ウルキオラを迎えて、コンセプトインスタレーションを開催ています。2025年は第2回目となります。タイトルは「アモング・オール(Among All)」。

AIの技術や再生、アップサイクルの思想を取り入れたマテリアルで、元々はテキスタイルデザイナーとしてキャリアをスタートしたウルキオラの想像力を大いに発揮した不思議なインスタレーションが展開されました。

オープニングカンファレンスには本人も登場。この砂山のようなものはラグ。イタリアの「cc-tapis」のフリンジカバーで、内側はモローゾのパッドで製作しています。素材は漁網や廃棄カーペットを再生したもの。

以下はウルキオラの言葉です。

「この展示はテキスタイルに関する継続的な探求の第 2章です。デザインはもはや物質を命令するのではなく、物質と交渉します。この新しいプロジェクト は、耳を傾け、反応する風景として展開します。テキスタイルは、残骸、バイオベースの 素材、技術、そして人間の存在から構成される共有の物質生態系を形成 しています。この展覧会は容器ではなく、一時的な生態系です。テキスタイルは通過点です。柔らかさと構造、廃棄物と資源、工芸と 産業の間です。ここには純粋なものは何もありません。何も完成していません」

「素材による生態系」という言葉が一番印象に残りました。私が好きだったのは、格子状に吊り下げられた、生地の耳を使ったパーティションでした。素材だけでなく、色の組み合わせにも魅了される空間でした。

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