リアルキッチン＆インテリア最新刊発売

「リアルキッチン＆インテリアSeason14」、その読みどころとは？

まずこれまではとは全く変わったショールーム体験を、お伝えします。

・邸宅型ショールームが概念を変える

ほぼ完全予約制、けれどもしっかりとその世界観や空間を体験し、1日でも1組または数組しか案内できない「邸宅型ショールーム」の登場。

新築で完成した「パラツィオ・モルテーニ」や「ポリフォーム東京」は、まるでそのまま住める家。

「家具や家電を買いに行く」という概念が「空間を作る」に変わる。そんな場所が増えているのです。これはSNSなどで実物をみないでネットショッピングする、そういったことと真逆の体験行動といえます。

アルフレックスジャパンが試みる新ブランド体験施設「カーサミア河口湖」も、私はリノベーション前も含め、３回も足を運び、施設紹介にとどまらないシーンを切り取りました。

今回、本書をきっかけに見つけて欲しいのは、「自分の先入観を揺さぶるワンシーン」です。

自分の人生の価値観やQOLを見据えた、アパレルや宝飾品、車とも違う新しい消費体験だと私は考えています。それを動画でバンバン流せばいいのか、ということとも違い、本書ではそのパイロットバードとなれればと考えました。

体験を言語化し、さらに誌面デザインという非言語化する試みにどんな方法があるのか。長い時間をかけて考えましたが、本書の随所に仕掛けられたさまざまな試みを、文章の言葉から、誌面のビジュアルやそこに添えられたキャプションから、感じていただければと思います。

・ビルトイン家電のショールームも進化中

ビルトイン家電のショールームも激変しています。家電というモノを買う場所から、生活のパートナーを探しに行く場所で進化しています。またホームテクノロジーがもたらす恩恵は想像以上の効果！

五感をフルに使って感じるべきはずの「体験」を、２次元の本とする。その時に起こること、もう少しチャレンジもしてみたかったと思いつつ、本間美紀とリアルキッチン＆インテリアが厳選した「ショールーム体験」をギュッと詰め込みました。

・トップインテリアはセノグラフィーが見どころ

そしてインテリア。リアルキッチン＆インテリアのこの数年の取材で、特に多く登場するブランド。そしてこれから注目したいブランド。

セノグラフィー（劇場型演出）を使って、海外の本社と時間差なく世界観を伝えているブランドなど、トップインテリアのショールームの記事もしっかり掲載しています。

そしてラストスパート！全国のショールームガイドを掲載したのですが、本当にこれは他にももっともっとご紹介したい、興味があるオーダーキッチン会社さんもあったのですが、どうコンタクトをとっていいか分からず、手が届かなかった会社もあります。ぜひ、リアルキッチン＆インテリア読者のキッチン会社さん、コンタクトお待ちしています。

さらに、、、、本号の「リアルキッチン＆インテリア」はそれだけにとどまりません。実はスペシャルな第２特集があるのです。次回の記事にてご紹介します。

ということで、全国150件のショールーム特集。2026年は街に歩き出して、自分らしいキッチンとインテリアを探しにいきましょう。

見つかるものは何でしょうか？　そう、「その先の自分自身」です。

文＝本間美紀

2025年12月17日（水）発売！購入は以下から

REAL KITCHEN&INTERIOR Season14 
こんなに変わったキッチンとインテリアの
ショールームガイド
著：本間美紀　刊行：小学館　2,200円(税込）

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