新スープストックにキッチン空間のヒント

●長い時間を過ごす場所の内装は？

通常のスープストックは、さっと手軽に食事を済ませるような場所になっています。この「オルソ」の違いは、長時間を過ごせるスープレストランです。「昼と夜で空間の見え方に違いが、感じられるようにもしているんですよ」（野崎さん）どこが違うのかというと、壁の仕上げです。

塗装の壁なのですが、色の調合を工夫して昼の自然光ではしっとりとしたグレー、夜の照明の下では少しゴールドに輝く。そんな工夫がしてあるそう。家庭でも朝食と夕食では空間の見え方が違いますね。こういった内装仕上げも大切なヒントですよ。もちろん窓も大きくて、自然光も夜の雰囲気も楽しめます。

さて、そろそろみなさんが、本当は一番気になっていることをお伝えしますね。メニューです。

ディナーのメニューは鍋感覚で楽しめる「スープディナー」が中心。「肉団子のアラブ風煮込み」（2400円）や「いまの魚のアクアパッツァ」（3400円）、チャウダーやボルシチなど汁っぽいお料理が特長です。ボリュームがあり、３、４人で取り分けられます。野菜の小皿料理や泡ワインもいろいろ種類がありますよ。メニューは季節によって変わっていく予定です。

ブランチはメインのスープに野菜のおかず、ご飯。気になるのは「スープが冷めにくい小鍋」で提供されるとのこと。チェックしてみたいです。

１階は扉を開放できるようにしてあり、建物と街がつながる構造です。料理で出した野菜を八百屋みたいに売る予定もあります。

いろいろ教えてくださった野崎さん、ありがとうございます！

リアルキッチン＆インテリアSEASON4では「キッチン空間づくり」のために「どこに行くべきか」。そんなショップ＆ショールーム、そしてレストランやカフェ、インテリアショップを大特集しています。ご飯を食べながら、こんなキッチンやダイニングにしたいね。そんな会話が家族でできるお店が満載です。野崎さんが２０１５年4月にオープンさせたこれまでにないファミレスも掲載されていますので、探してみてくださいね。