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ambiente 2023/02

アンビエンテの出展ブランド 後編

2023.03.22 キッチンジャーナリスト本間美紀

●エシカル、サステナブルはもはや当たり前に

触れるのが遅くなってしまいましたが、アンビエンテの最大の特徴はエシカルでサステナブルな生活雑貨が集まる見本市としては「世界一クラス」。そう断言できるでしょう。

これから多様に変わりゆく個々の食生活。オーガニック、ビーガン、ハラル、療養食、どんな食事も平等に楽しく、便利に。そんなグッズが集まりました。

こちらはビーガンミルクの専用メーカー「チュファミックス」。日本でもすでに販売されていますが、アーモンドミルクや豆乳などを攪拌しやすいおしゃれなボトルです。

またケータリングの食器もさらにエコ化が進みます。オランダの「シアー」は竹やココナツの皮から製造した、捨てても自然に還る容器を発表。

それもシェフクラスの料理が映える、見事なフォルムなのです。今後はラグジュアリーなパーティでも、こういった容器を使うことが富裕層のマナーとして広がりそうです。

またフィンランドのオルテックス社は捨てられる漁業用のネットを再生して、バケツや植木ポットを製造。

バージンプラスチックを使うよりもコストは高くなるけれど、これからのプラスチック製品に求められる使命、と同社は言います。

再生プラスチックとはいえ、仕上がりも色も素敵で、北欧デザインが魅力の日用品となっているのが流石です。

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