
●ギャラリーのようにブランドのフェイスが現れる
ということで、距離をとって正面からまたは歩く動線で見られるという視線を意識した、これまでにないプレゼンテーションが見られました。さらに今年は家具、キッチン、バス、小物など、商品ごとのジャンル構成は外しているため、様々なブランドをジャンルレスで見ることができました。
【Arper】 イタリア家具工業連盟の会長もつとめるクラウディオ・フェルトリン氏が率いる、アルペール社の展示。歴代の製品をミュージアム仕立てで。
【porro】ミラノサローネ新代表に就任したマリア・ポッロの所属するポッロ社のブース。ピエロ・リッソーニの会場構成です。ごく薄い棚板やシェルフにLED照明を仕込んだ収納システム「エレクトリックボックス」。透明感と光が素晴らしく、多くの人が足を止めたブースです。
【Boffi | e Depadova 】ボッフィ+デパドヴァはやはりここでもミニマリスティックに。2018年に発表されたコンヴィンキッチンをストレートに展示。
【Molteni&C】 モルテーニ社は細長いブースを1950〜60年代のアリタリア航空のラウンジに見立て、ジオ・ポンティの椅子を並べて、機内放送風のアナウンスを。このアイディアは会場でも話題をさらったブースの一つ。会場構成はロン・ジラッド。
そして例年のごとく、多くのブランドが市内のショールーム、フラッグシップストアと連携しながらの展示となっています。
省エネルギーのため、会場内の照明は暗めに抑えられていました。そして今回の取材で、今まで多すぎる情報に見えなかったですが、夢のような世界のミラノサローネも見本市会場の中に構成されているのだ、と当たり前のことを少し冷静に見ることができました。
展示の様子は次回にも続きます。
Reported by Miki Homma
スーパーサローネ開催期間:2021年9月5日〜10日
取材協力:ミラノサローネ国際家具見本市
Photo credit= Courtesy Salone del Mobile.Milano : Andrea Mariani, Diego Ravier, Francesco Rucci, Luca Orsi
取材・文=本間美紀
スーパーサローネ開催期間:2021年9月5日〜10日
取材協力:ミラノサローネ国際家具見本市
www.milanosalone.com
Photo credit= Andrea Mariani, Diego Ravier, Francesco Rucci, Luca Orsi