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MilanoSalone2019 05

人工知能が夢見る新しい家具の形
2019.05.17 リアルキッチン&インテリア ディレクター 宮澤明洋

ミラノサローネのレポート第4回目はリアルキッチン&インテリア総合ディレクター、小学館の宮澤明洋さんによるレポートです。ダイム編集長としてデジタルやデバイスの世界を知った目での斬新で、ちょっとIQ高めな切り口からは、誰もが気になるAIとインテリアのこれからが読み解けるはずです。フィリップ・スタルクの脱力系コメントも読みどころ!

●広報担当者もその詳細を知らされていなかった カルテルの新作発表会

フィリップ・スタルクがデザインしたチェアと AI(人工知能)がデザインしたチェア。
もしあなたがこのいずれかを選ばなければならないとしたら、どちらを選びますか?
さらに3つ目の選択肢として、フィリップ・スタルクが AI と一緒にデザインしたチェアがそこに加わるとしたら?

* * *

今年のミラノサローネのTOPICSのひとつとして、どうしても避けては通れないのが Kartell の新作チェア「A.I.シリーズ」です。

事前に送られてきた新作発表会のONLINE INVITATIONでは、会期初日の「9th April 2019 h9:30」という日付と共に「ARE YOU READY TO DISCOVER OUR SPECIAL PROJECT ?」という文言があり、WebサイトやFacebook、InstagramでのLIVEストリーミングも予告されていましたが、詳しい内容は広報担当者も知らされていなかったといいます。

そして発表会当日の4月9日。開始時間の9時半から遅れること十数分後、カルテル社長のクラウディオ・ルーティ氏が登場。

ひと通りの挨拶が終わった後、いよいよ本題に入るかと思いきや、なんと「本当は皆さんともっとお話ししたいんですが、スタッフが『早く終わらせて』と、うるさいんですよ」と残念そうに降壇してしまいます。

ミラノサローネのプレジデントでもあるクラウディオ・ルーティ氏。その立ち振る舞いは実にチャーミングです。

そんなルーティ氏の後を引き継いで、壇上に上がったのがフィリップ・スタルク氏でした。

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