TABLE & TOOLS
The Useful and the Beautiful

宮城壮太郎展―使えるもの、美しいもの

2022.10.05 アソシエートライター 安藤菜穂子

●初の回顧展

展覧会は、「浜野商品研究所の頃」と題されたプロローグから始まります。浜野商品研究所は、ライフスタイルプロデューサー浜野安宏氏が代表を務め、「東急ハンズ」の企画・開発コンサルティングや「AXIS」の総合デザイン・コンセプト立案などを手がけた会社です。

宮城壮太郎+高橋美礼 +d Tsun Tsun 2004年[アッシュコンセプト]

第1章は、チェリーテラス、アッシュコンセプト、プラス、アスクルなどのプロダクトデザイン。第2章は、その他のさまざまなデザイン。ずらりと並ぶ作品を眺めていると、「これも宮城デザインだったのか!」という発見が必ずあるはず。あらゆるものを誰かがデザインしているのだ、ということが実感されます。

宮城壮太郎+中村豊四郎(アール・イー・アイ) ザ・キャピトルホテル東急サインデザイン 2010年[東急ホテルズ]

第3章は、ホテルのサイン計画について。羽田エクセルホテル東急と座・キャピトルホテル東急が映像で紹介されています。第4章は、外部ブレーンとして参加した二子玉川の再開発計画について。さまざまなスケッチから、宮城が二子玉川をどんな街にしたいと思い描いていたのかを知ることができます。

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