TABLE & TOOLS
The Useful and the Beautiful

宮城壮太郎展―使えるもの、美しいもの

2022.10.05 アソシエートライター 安藤菜穂子

●デザインの背景を知る

宮城壮太郎という人物に惚れ込み、継続的に仕事を依頼し続け、親交をもった人々のインタビュー映像も、本展の見どころのひとつ。

ダブルクリップ ストックバー 2004年[アスクル]

彼が生み出す本質的なデザインの力を信じて仕事を託した人々の話から、ここまでシンプルで実質的なデザインがどのようにして生まれたのか、その背景を知ることができます。

エピローグでは、講師を務めていた法政大学大学院デザイン工学研究科の履修生に送ったメッセージとともに、学生時代のミニカーのコレクションと自動車のスケッチが展示されています。

観覧後は、ぜひ一駅足を伸ばして二子玉川へ。宮城が描いたスケッチを思い浮かべながら歩くと、街のイメージがより鮮明に感じられるでしょう。

取材・文=安藤菜穂子

 

 

■宮城壮太郎展
使えるもの、美しいもの

会場:世田谷美術館1階展示室
住所:東京都世田谷区砧公園1-2
TEL:03-3415-6011
会期:11月13日(日)まで
開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜 *ただし10月10日(月・祝)は開館、翌10月11日(火)は休館
観覧料:一般1200円、65歳以上1000円、大高生800円、小中生500円
https://www.setagayaartmuseum.or.jp

PREV 1 2 3

Recommend

TOP