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Special Issue
Sharp Lines Through Texture

淡いトーンを重ね合わせて 

2026.01.09 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●足し算ではなく「重ねる」感覚でキッチンを

住まいづくりの起点となったのは、キッチンです。

「まずキッチンを決めて、そこから床材や壁、テーブル、照明を合わせていきました」とまりなさん。全体の配色は、足し算ではなく“重ねる”感覚で整えられています。

「揃えたほうが楽ですが、それだと単調になる気がして。組み合わせはかなり悩みました」

キッチンの色味は、ユーカリを主役にしながらも、キャビネットはトープ色で甘くなりすぎない落ち着いたトーンに。天板や床は、色を主張させるのではなく、キッチンに自然となじむことを優先しました。

ダイニングテーブルも印象的です。天板はセラミック、脚部は木。本当はすべて木にしたかったそうですが、子どもがいる暮らしを考え、耐久性を優先しました。一方で、脚部に木を用いることで、素材の温もりも大切にしています。椅子は同じブランドで揃えず、機能性と色の引き締まりを重視して慎重に選びました。

キッチンのグレー、木の色味、石の壁、家具の黒。それぞれが主張しすぎることなく、互いを引き立て合うバランスは、色彩感度の高さを感じさせます。ソファも子どもたちの好む明るい色も考えましたが、最終的には汚れも目立たず、インテリアにも合うグレーをチョイス。

こういったキッチンとインテリアの色合わせの感性には、まりなさんの結婚前のキャリアも影響しています。コスメ業界で働いていた経験があり、色に対する感覚が自然と身についていました。

「アイシャドウと同じで、まずベースカラーがあって、そこに少しずつ色を重ねていく感覚なんです。家も全く同じ感覚で考えました。差し色も、強く入れすぎないようにしています」

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