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Special Issue
Palazzo Molteni Tokyo

ここは邸宅、パラッツォ・モルテーニ東京

2025.06.23 キッチン・インテリアジャーナリスト本間美紀

●収納と壁が構成するインテリアアーキテクチャー

この邸宅の見どころはなんといっても、モルテーニの祖業でもある木工による収納家具の決め技の数々。天井まであるフルハイト扉をあけると、まるで壁の一部のように見えていた場所が、見せる収納としても美しい空間に変わります。上質なものを選んで生きる人の人生を受け止めるような収納です。

新築やリノベーションの設計段階から考えてゆくインテリアアーキテクチャーにまで昇華していることを感じられます。

モルテーニの収納はディテールまで美しく、薄い棚板や細いワイヤーだけのミニマリスティックな構成に目を奪われます。

モルテーニで最も人気のあるラインナップの一つがキッチン。もちろんインテリアキッチンとして、ダイニングや壁面収納としてデザインされ、写真のように人が集まる場所となるオープンキッチンです。

スリムな空間でダイニングとつながるようなレイアウトです。フォスター・アンド・パートナーズがデザインを手がけた彫刻のような脚をもつテーブル「アーク」が、空間に重厚感を加えています。

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