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Serene Space, Delicate Details
静けさの中にさりげなく自分らしさを
奈央さんは子どもたちを学校に送り出すと、一人の時間にキッチンでコーヒーを飲みます。そんな時間に感じるのが、自分が選んだ好きなものに囲まれていると言う充実感でした。ドイツのキッチンブランド、ジーマティック。その中でも「ピュア」というモデルを選びました。ショールームで「収納がスムーズに動き、機能性とシックな美しさが両立されている点に惹かれたのだそうです。
6mmの細框(ほそがまち)は、ジーマティックが開発した独自のデザインで、現代建築の中にクラシックなニュアンスを加えたり、ヨーロッパに多い古典的で重厚な空間にモダンさを加えるなど、どちらの空間にもなじむように考えられてデザインされています。
奈央さんはマニエラ建築設計事務所のモダンな建築の中に、スマートなラインを描いてくれる、この扉デザインを選びました。色は「ステアリンググレイ」のベルベットマット仕上げ。甘すぎないのに柔らかな色合いです。
建築家によるコンクリートのラフでインダストリアルな壁に接するキッチン。ここまで大きいとワークトップとの素材感の相性が大切になってきます。建築家からの提案は小石が散ったような柄。スペインのイナルコというブランドのセラミックタイルで、ジーマティックの扉材としても標準採用されています。質の高い建築で、空間の一部となってくれる素材です。
ワークトップの形も特に気に入っていて、「自分が理想とする使い勝手が実現した」と奈央さんは言います。