ジーマティック、ライフギアとしてのキッチン

●「収納」以上の何か、ライフギアになるキッチン

日本ではキッチンといえば「収納」というテーマが不動の人気です。ジーマティックはそういう意味で世界一「収納力」に長けたブランドと言えるでしょう。

ですがこれからのジーマティックは「収納」という言葉から、もう一つステージを上げていきます。その収納システムがより昇華し、キッチンそのものがライフギアになる。そう思えるのです。

そんなジーマティックが2023年にドイツ本社でお披露目した新しい収納の考え方が「シークレットスペース」です。注目してほしいのはバックキャビネット（壁側の収納）のコーナー部。

このオープンキャビネットがスムーズに回転するのです。実際に動かしたジーマティックの日本スタッフによると、オープン棚に飾られたものはほぼ揺らぐことがなかったそうで、クラシック時計で培われた精密な機構を活用しているそうです。

そしてこのようにキャビネットはすっきりと隠される。これが「シークレットスペース」なのです。

単純にものを見せる、隠す収納というだけではなく、お客さまを迎える日と日常。日本的にいえば「ハレとケ」というシーン展開ができる、ライフスタイルツールなのです。

ジーマティックのキッチン収納には「その先の暮らし」を見据えた哲学がつねに宿っているのです。