美しくてストレスフリーな食器

●テーブルスケープって素敵！
カーラってあのカーラ？と思っている人もいるのではないでしょうか。一時期は繊細で白いシンプルなテーブルウェアで私たちの心を魅了してくれました。東ドイツベースの会社ですから、商売っ気も少なく、東欧グッズのような素朴さもありました。今は世界的な陶器ブランドとして大きく成長中で、ハイエンドラインのシリーズも多く出しています。

白い陶器の繊細な製造技術はもちろん健在です。2016年の新作「O」は薄く丸いプレートの一部がスイッと持ち上がったフォルムです。日本のお折り紙から発想したものだそうです。

さらにサイドにはリブも付いています。一見、白いシンプルな食器ですが、曲げた形に部分的にリブをつけるのは大変な技術が必要、とドイツの担当者は話していていました。こちらもマジックグリップ仕様が選べます。

その立体感がどんな効果を食卓にもたらすのかというと、、、、こんな風に陰影が生まれるのですよ。カーラでは「テーブルスケープ」と言っています（ランドスケープの食卓版ですね）。
リアルキッチン＆インテリア風に考えるとすれば、テーブルの天板の質感や上からの照明などとの組み合わせも楽しみたいですね。単なるお皿ではなく、ダイニング空間全体の中で存在感を放ちそうです。

アンビエンテの会場ではお取引先に、こんな風にミニランチが振る舞われます。早速新作の食器が使われて、プレゼンテーションも兼ねているのです。これは冬のドイツの定番スープともいえる人参と生姜のポタージュです。