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Special Issue
Valcucine for sustainability

自然から生まれて還るアートなキッチン

2020.07.22 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●サステナブルな理由3 組み立てから輸送まで配慮

 キッチンとは「箱」が主体となってできています。バルクッチーネはその運送をより、効率的にすることが「サステナブル」と考えています。

ポルデノーネの本社工場では、廃棄物を減らしリサイクルする仕組みを徹底している。

できるだけ輸送時の負担を減らしたいと考えたバルクッチーネのキッチンは、アルミのフレームを組み立て、そこにパネルを取り付ける仕組み。食品に「フードマイル」(食料の輸送の量と距離の指標)という考え方がありますが、それにも近い考え方で、出荷時はフラットに梱包できる構造を考えました。

キャビネットを構成するアルミのフレーム材は、組み立てる前はこんなにコンパクト。

ですがバルクッチーネのキッチンの素材はガラスや石などを使い、かなり重厚。そこで同社が考えたのはアルミ基材の中を中空にすることで、少ない材料で構造的な強度を出す方法でした。この断面がすでにアート!

アルミは軽く強く、成形もしやすい。さらにリサイクルもしやすい素材です。材料を無駄にせず、運送もしやすくなります。

パネルをアルミのフレームにかちっとセットする構造なので、将来、インテリアや好みが変わっても、パネルを交換するだけでリモデルができます。

アルミの構造にベージュのカラーガラスのワークトップや扉を取り付けた様子。

これも長く使い続けるための工夫なのです。バルクッチーネのサステナブル志向が一番現れているのが、この構造だと思います。工場では熟練した職人が、一つ一つ製作します。

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