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Special Issue
After many years

時を経て手元に残るもの

2019.12.02 キッチンジャーナリスト 本間美紀

《My kitchenhouse 11》人気のコラボ連載「マイキッチンハウス」2019年シリーズの4回目です。

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●何もないのに、豊かな部屋

最初は足を踏み入れるのをためらってしまうほどの、何もないシンプルな空間。それがえみこさんのアッシュベージュ色のキッチンとインテリアでした。都心のマンションをリノベーションしています。大人ふたりが暮らす大きなリビングキッチン空間です。

キッチンはワークトップから扉、サイドまでワントーンの色ですっきりとまとめました。壁を作って、キッチンを見せない空間を望んでいたのですが、構造上できないと言われてしまって。オープンキッチンなら主張のないものが希望でした。存在感を無くしたかったんです」

以前のキッチンは既存で設置されたもので、木目や御影石の素材がミックスされたキッチン。えみこさんとは趣味の違うものだったそうです。毎日、暮らしの中で目に入り使う場所だからと、リノベーションを決意しました。


「リフォームの前にいくつかのブランドを見ました。海外のブランドは美しいけれど、存在感があるので、天井の高い一軒家なら似合うと感じました。うちはマンションだから、少し過剰かなと。一方でいくつかの家具調キッチンを見ましたが、質感やデザインが中途半端な感じが気になりました。キッチンハウスで標準の「エバルト」という素材を見て、フラットで余計な感情が入っていなくて、ニュートラルな感じが自分の気持ちにピタッときました」。

いま、印刷の技術が発達し、キッチンハウスの「エバルト」というメラミン材は、さまざまな淡いトーンを表現することができます。熱や水に強く、調理の天面にも使うことができます。キッチンを丸ごとエバルトでまとめるのは、キッチンハウスの得意技。そこがえみこさんの要望にかなったのです。

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