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Special Issue
German house as it is 03

ドイツの家―森の国が愛する木の床

2019.08.01 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●床選びは一生のパートナー探し

オスモの床材の原点は厚みのある無垢材にあると感じました。もちろん今はオスモもたくさんのラインナップを揃えています。これらの床材に色合いや機能で選んだ好みの塗料で仕上げます。木目の雰囲気や見た目、施工効率だけであれば、貼り合わせ材やツキ板張りなどでもいいのかもしれませんが、オスモができるだけ無垢にこだわるのは、やはり「自然と共生」するためなのです。

ショールームは樹種ごと、用途ごとにわかりやすいように床材が分類され、軽く開く引き出しをあけると様々な床材のサンプルが現れます。建築家や依頼主がここで床材に触れたり、色や柄を確かめて選びます。ドイツでは木の床は一生のパートナーですからね。

オスモ社で木材塗装を研究しているヘルムート・スタープ博士は、「厳しい自然の中で木の家を建てるということは、外装にも木の保護剤が必要。実はオスモの塗料の真骨頂は外装塗装にもあって、それこそが森や自然、雨や風、太陽の熱と共生することにほかなりません」と話してくれました。

そんな話を聞いて、外に出るとオスモ社の木材と塗装を使った建物とドアが、良い雰囲気で色合いを深めていました。思わずカメラを向けてしまいました。自然のままの木でも出せない、膜を張るタイプの塗装でもできない、まさに人の知恵と自然が調和して生まれる風合いです。

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