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カシミアにテニスシューズ

2018.06.05 キッチンジャーナリスト本間美紀

●見せる、隠す。収納さまざま

さて今年のキッチンで目立ったデザインは、写真のような細いラインの構造を持つオープンシェルフでしょう。ほとんど素通しとも言えるシステムはモノを入れるというよりはパーティション的に使います。

また日本でもすでに発売中のモデル「TELERO(テレロ)」のハンドル一体型バージョンが登場。外見はシンプルですが、中はしっかり収納。扉は内側に枠があり、重い素材も軽く扉にできる構造です。

壁面の収納は浮いているように見えます。「ホライズン スライドパネル」です。壁の収納は実はスライドして動きます。収納ボックスを壁に掛けるように取り付け、シンクや調理スペースなど必要な場所に引き寄せて使えるというものです。

収納の中を照らすライティングシステムも、優しい光が中の食器を美しく見せてくれます。

 

私の個人的な印象としてはユーロモビルはシンプルなフォルムに、日本でも使いやすいカジュアルなカラーを組み合わせられるフットワークの良いキッチン。今回の新作ではグッと「重心」を増して、少し大人っぽくなった印象です。黒や朱など、サドラーさんが提案するオリエンタルカラーを和の空間で試してみるのも良いかもしれませんね。

supported by Euromobil Japan

取材・文/本間美紀 Reported by Miki Homma/journalist

リアルキッチン&インテリア著者 早稲田大学第一文学部卒業後、インテリアの専門誌「室内」編集部に入社。独立後はインテリア視点からのキッチン、家具、住まい、家電、キッチンツールまで、デザインのある暮らしの取材を得意とし、建築家住宅の取材は300件以上、ユーザーとメーカー、両サイドからのインタビューを重視し、ドイツ、イタリア、北欧など海外取材も多く、セミナー活動も増えている。著書に「デザインキッチンの新しい選び方」(学芸出版社)「リアルキッチン&インテリア」(小学館)

撮影/岡村享則  photograph by Yukinori Okamura /Photographer

リアルキッチン&インテリアを代表するフォトグラファーとして活躍中。大学で住居学を学んだ後、桑沢デザイン専門学校へ。建築写真家の事務所で修行。独立後は大手新聞社でジャーナリスティックな撮影を手がける。その経験から得られる現場感覚とデザインへの感度でストーリーを紡ぐようなライフスタイル撮影に定評がある。暮らし、インテリア、料理などの撮影のほか、釣り雑誌での連載を持つなどアウトドアマンとしての顔も。

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