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Special Issue
Boffi-Next generation

住む人が主役 ボッフィの次世代キッチン

2018.05.22 キッチンジャーナリスト 本間美紀

[日本一詳しいエウロクチーナレポート ボッフィ編]

キッチンジャーナリストの本間美紀です。ミラノ取材のスペシャルフィーチャーとして今日はイタリアのボッフィ社を取り上げたいと思います。イタリアのボッフィは1934年創業。世界中で誰もがトップブランドと認めるイタリアのキッチンメーカーです。

 ●K2の伝説のデザイナーと出会う

その日、ミラノ・ソルフェリーノ通りにあるボッフィのショールームに一番乗りしたのはドイツ人工業デザイナーのノルベルト・ワンゲン氏。K2キッチンのデザイナーです。発表されて18年が経ちますが、その最新バージョンがミラノサローネに合わせてお目見えしました。今年、このショールームは20周年を迎えます。現れた彼は天才肌を感じさせる長髪の男性。滅多に会うことができないワンゲン氏に、今回はお話を伺いました。

ミラノサローネ開催の前日、ボッフィのショールームに一番乗りして、自身のキッチン「KCollection」の最新バージョンのワンゲン氏をキャッチ、「キッチンを遠目で見る、感じる」その瞬間に立ち会いました。

K2キッチンは発表されて18年が経ちますが、その最新バージョンがミラノサローネに合わせてお目見えしました。今年、このショールームは20周年を迎えます。その歴史とほぼ一緒に歩んだ「Kcollection」キッチンは、今年、2階奥のメインプロダクトとして改めてフィーチャーされました。もちろん最新バージョンです。ワンゲン氏はドイツ人です。

ノルベルト・ワンゲン氏。あまり表に出てきませんが、ボッフィのロングセラーとなった「Kcollection」をデザインした。
初期モデルより、ワークトップが大きくなったK6。Kcollectionの中でも最も大きいモデル。日本では ワークトップの下の加熱調理機器は日本では規制上、実現が難しいですが、世界のキッチンの考え方の参考としてご紹介します。シンクなどの水回りなどは対応できます。Photo=Boffi
すっかり隠してシンプルなボックス状になったKcollecitonキッチン。

ボッフィのキッチンの共通点は「モノブロック」ということ。キッチンが住まいの中で箱や塊のように見えるデザインが原点になっています。そのアイコニックモデルとしてボッフィで長く定番になっている「Kcollection」はワークトップ(天板)がスライドして、調理スペースがすっかり隠せる仕組み。2000年の衝撃的なデビューはのちにミニマルなアイランドキッチンの世界的なブームを生み出します。

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