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Special Issue
My kitchenhouse 03

都心のモダンなコテージで

2018.05.11 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●自分たちの要望を明確にすることが大切

取材の途中でマークさんがこんな話をしてくれました。「小さくて狭いキッチンが日本には多いのに、後からトースターやコーヒーマシンなど、家電を買ってきて置くことが前提になっている。だからキッチンがごちゃごちゃしてしまうよね。もっとビルトイン家電を上手に計画できるキッチンが一般的になった方が消費者にとってメリットがある」とマークさんは日本のキッチンに提言します。

「その点キッチンハウスでは収納や機能面では一番融通がきいて、大半の要望がかなえられまました」と話します。事前に夫婦で要望を明確にしておいたことで、キッチンがより使いやすくなったとも。「食器洗い機はドイツ・ミーレ社のものを選びましたが、1日分の家族の食器からフライパン、ボウルまでがすべて入り、きちんと洗い上げてくれます。共働きで子どもの送り迎えもあるから、家事を手伝ってくれるキッチンは本当に助かりますね」とマークさんは話します。

「とはいえ、まだまだ日本のキッチンは自由に作ると予算が上がっていってしまう。今回のキッチンだって、オーストラリアの田舎なら庭付きの家が買えちゃう値段だよ」と冗談を飛ばすマークさん。「そんなことないでしょう」と並子さん。

オーストラリア出身のマークさん、北海道で生まれ育ったという並子さん。おおらかな土地で暮らした記憶のせいでしょうか。都内の一戸建てなのに、取材を終える頃には、外に出ると広い草原が広がっているような、そんな気持ちになってしまったのでした。

 

 

 

取材・文/本間美紀 早稲田大学第一文学部卒業後、インテリアの専門誌「室内」編集部に入社。独立後はインテリア視点からのキッチン、家具、住まい、家電、キッチンツールまで、デザインのある暮らしの取材を得意とし、建築家住宅の取材は300件以上、ユーザーとメーカー、両サイドからのインタビューを重視し、ドイツ、イタリア、北欧など海外取材も多く、セミナー活動も増えている。著書に「デザインキッチンの新しい選び方」(学芸出版社)「リアルキッチン&インテリア」(小学館)

撮影/岡村享則 大学で住居学を学んだ後、桑沢デザイン専門学校へ。建築写真家の事務所で修行。独立後は大手新聞社でジャーナリスティックな撮影を手がける。その経験から得られる現場感覚とデザインへの感度でストーリーを紡ぐようなライフスタイル撮影に定評がある。暮らし、インテリア、料理などの撮影のほか、釣り雑誌での連載を持つなどアウトドアマンとしての顔も。リアルキッチン&インテリアを代表するフォトグラファーとして活躍中。

Supported by kitchenhouse

 

[My kitchenhouse] はキッチンハウスとリアルキッチン&インテリアがお届けする、リアルなキッチンの今を伝える連載です。

お問い合わせ/キッチンハウス 東京店 世田谷ショールーム TEL:03-3969-6648
www.kitchenhouse.jp

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