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Serene Space, Delicate Details
静けさの中にさりげなく自分らしさを
●昭和の家でも「自分らしさ」は出せます
キッチンジャーナリストの本間美紀です。まだまだお正月モードの抜けない1月です。帰省で実家に帰り、古くなった家、年老いた親に思いをはせる人も多かったのではないでしょうか。そんなタイミングですので、私の実家のキッチンリノベーションのお話を少し紹介します。これはちょうど10年前、2007年にリフォームした私の実家です。家がそもそも建ったのは昭和ヒト桁の頃らしいです。
母は最初、大手住宅設備メーカーのキッチンを検討していましたが、当時のツルツルピカピカをよしとするキッチンデザインが、どうにも気持ちに合わないところでまよっていました。というのも、新建材を一切使ってない木と畳の家ですからね。そこだけ黄色とかパステルピンクのキッチンにはできないです(地方の主婦がよく勧められるアレです)。そこでメーカーキッチンでもなく、オーダーキッチンでもないと感じだので、私は自然派工務店での造作キッチンを両親に提案しました。
以前のキッチンはどうだったのでしょうか。