新しい暮らし。我慢とくつろぎが錯綜するるこの毎日、みなさん、どう暮らしていますか? おうち時間のおともに、リアルキッチン&インテリアseason9(現在発売中)から「新しい暮らしのためのインテリアキッチン」を特別公開します。
●家事も仕事もホリスティックに考える
[LIFESTYLE]
妻:週2日出勤+在宅勤務
夫:在宅で自営業
子ども:小4女子双子
窓からカリフォルニアのような街と海が見えるマンションが真由子さんの住まいです。家事も仕事も育児もこなす日々、真由子さんのホリスティックな解決方法が形になったような住まいです。
「コロナ禍の前から私は、週2回の在宅と出勤と交互に働いています。夫は自宅で事業を営み、双子の娘は小学4年生の学び盛り。机に向かうことが多い家族が、楽しく過ごせる住まいをと、150㎡のゆったりめの中古マンションを購入してリノベーションしました」。
一見すると、海外のコンドミニアムのような優雅な空間ですが、仕事も家事もきちんとこなすための工夫が凝らされています。その中心はキッチンでした。キッチンで囲ったスペースの中央には多機能に使えるマルチアイランド。
一歩、キッチンの外に出るとホテルのようにくつろげるソファや、ゆったり食事ができるダイニング。メリハリの利いたプランで、家事と仕事をスムーズにつないでいます。北欧の照明がシンボリックに配されています。
真由子さん、日々、忙しい暮らしの中で、今回の取材でも印象に残る言葉を話してくれました。
「以前は仕事と家事を分けて考えていました。でも脳の思考回路は同じで、自分の中で時間軸は一つ。ならばトータルの流れで考えればいいんだと気づきました」
次回はそんな真由子さんの気づきが存分に生かされた、新しい生活様式に即したリノベーションの様子をしっかりご紹介します。娘さんの家庭学習も夫婦それぞれの仕事とくつろぎもちゃんと、実現されているんです。
取材・文=本間美紀
[OUR HOME]
住居形態:マンションリノベーション
キッチンとリノベーション設計施工:FILE キッチン&リノベーション
FILEの記事はこちらからも読めます
REAL KITCHEN&INTERIOR SEASON9 著:本間美紀 1,760円/小学館