やっぱりかわいいレトロ&ヴィンテージ

基本はモダンのスタイルでデコのスパイスを効かせる

たとえばパリスタイル、ダッチヴィンテージ、北欧のノスタルジック。
伝統的で時を経た風合いのあるインテリアや家具、雑貨は、
女性ならいつでも心が引かれるもの。
そんな中、キッチンも
注目はちょっとだけレトロやクラシックを効かせたスタイル。

ドイツ・ジーマティック社の「BeauxArts.02」。直線的な扉にステンレスと、基本のデザインはモダン。でも細い框がつくだけで、どこかクラシックに。www.siematic.com

キッチン全体の形はモダンな直線でありがなら、
扉の周囲をぐるりと囲む框（かまち）がついたり、
ハンドルをアクセントとしたり、扉の表面にエンボスやざらざらとした加工をしたもの、
エイジング仕上げ（経年変化した風合いを出すこと）をして
ヴィンテージ感を演出しています。

ガスコンロの上のレンジフードカバーが、なんと黒板仕上げ。ボタン締めの重厚なソファとも好相性。ドイツ・ヘッカー社の「identity vintage」。www.haecker-kuechen.de

たとえば洗面台でもキャビネットはすっきりとした曲線のモダン。
そこにデコなフォルムを象（かたど）ったミラーを合わせるだけで、
とたんにレトロかわいい感じが生まれます。
そのさじ加減のうまさは、やはりクラシックの本場ゆえなのでしょうか？

スペインのデザイナー、ハイメ・アジョンがイタリアのモザイクタイルメーカーのためにデザインした洗面台「Hayon collection」。www.bisazza.com