キッチンのクラフトマンシップ

クラフトやハンドワーク。
家具でも食器でも生活道具でも、
手仕事の雰囲気を感じるもののよさが見直されている時代、
キッチンにもそんな波がやってきています。

写真上のキッチンは、
古代イタリアから伝わる職人技をふんだんに生かし、
モダンデザインを実現したキッチン。

精緻なクラフトマンシップの重みを感じさせながら、
上部収納は釘を使わない格子のようなフレームのみ。
ここをナチュラルな布で仕切って、
シンプル、カジュアルに使うという力の抜き加減は、
共感できるポイントです。

ワークトップのふちに角度が付き、木象眼で模様が表現されている。
ほかの部分も焼き絵、モザイクなど古代ローマから伝わる技術が使われているそう。
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そして見逃せないのが、収納や引き出しの中。
ヨーロッパのキッチンは表見た目だけではなく、収納もすごい。

収納パーツや棚板までクラフトマンシップに貫かれています。
海外の旅先でショールームを訪ねる機会があれば、
必ず開けてディテールをチェックしてみてください。

ドイツ・ブルトハウプ社の「b3」の引き出しは、波形の木材のくぼみに道具をしまう。ものの大きさに合わせて金属の仕切りの位置をスライドできる。www.valcucine.it