INTERIOR
Showroom Experience #003

ツナシマ商事 西麻布ショールーム

2026.03.26 キッチン・インテリアジャーナリスト本間美紀

《Showroom Experience》新連載・本間美紀と歩く最新ショールーム案内

キッチンとインテリアのショールームが激変しています。ヨーロッパのブランドでは海外と時間差なく新作が揃い、店内の空間デザインもインスピレーションの宝庫。ジャパンブランドや独立系のオーダーキッチンもサロンのようなショールームに進化しています。そんな最新ショールームの数々で、本間美紀が歩いて感じた「心が動いた瞬間」とは?

[TSUNASHIMA Showroom ツナシマ商事ショールーム(東京・西麻布)]

新ショールームにあったのは「私たちのための余白」

海外のビルトイン家電の専門商社、ツナシマ商事のショールーム2階が激変しました。階段を上るとガランとした広い空間が現れます。そこにあったのは「私たちユーザーのための余白」。オーブンのフェイスデザインを見るために、距離を設け、その間に「自分たちのキッチン」をイメージさせるため、何も置かない空間をつくったのです。

傾斜窓から落ちる自然光が落ち着いたムードを醸し出します。壁面にはイタリアのバラッツァ、ベルタゾーニのビルトインオーブンやブラストチラー(急速冷凍機)、大型冷蔵庫まで22台がずらりとビルトインされています。

通常はデモンストレーションキッチンなどがあってもおかしくない場所をあえて「余白」にしたのは、ビルトイン家電を検討する場合、訪れる人でキッチンのデザインやインテリアは異なるから。そのためノイズのない空間でしっかりとイメージして選んでほしい-。そうした考えからの大胆な決断でした。

遠目で見ることで、機器のフェイスのデザインや色がインテリアの中でどう見えるかがわかりやすく、キッチンのベストパートナーに出会える西麻布の隠れ家です。

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