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HOUSE VISION 2016

ハウスヴィジョン展で見つけたキッチン

2016.08.05 本間美紀

●住む人で共有するコミュニケーションキッチン

まるでジブリのお城!? 新しい賃貸住宅の形を提案したのが、建築家の藤本壮介さんと賃貸住宅大手の大東建託。通常、賃貸住宅は個人の専有スペースが大きく、共有スペース(エントランスや自転車置き場)などは最小限にとどめるプランが普通。この「賃貸空間タワー」では、全く逆。個人の空間を最小限の面積にして、共有空間を大きく、豊かに作ったという逆転の発想の賃貸です。個室が積み上がってタワーになり、その中にキッチン、ライブラリーや銭湯のようなバスなど、共有スペースが編みこまれています。

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共有ダイニングキッチンはビッグテーブルスタイルです。4人掛けがいくつも並ぶのではなく、大きな食卓をシェアするダイニングスタイル。キッチンも住人で共有すれば高機能の調理器具を備えた、広々としたキッチンが手に入る、という提案です。確かに賃貸住宅のキッチンは、用が足りる、だけのものが各戸に配されているだけですよね。これなら料理を教えあったり、カフェのように過ごしたりできそうです。

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そして窓の中が部屋になるという家もあります。窓の中のキッチンを見てみましょう。

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