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フィードバックというギフト

2024.01.15 キッチンジャーナリスト本間美紀

・オープントークで共感を

ずっとそういう思考作業もしたかったのだけど、具体的なゴールがないと追い込めないのが人間というもの。

バックストーリーは編集の宮澤明洋さん、アートディレクターの宮本理希さんとオープントーク方式で進めて、それはまるでライブのように丁々発止の掛け合いだった。時々、客席の皆さんにも呼びかけながら。

ドキュメンタリーを重視し、当初の企画に既成概念を押し込めないこと。

取材のユーザーインタビューの言葉の中に含まれた「新しい事実」を見逃さないこと。

取材と同時進行で誌面作りが進むため、デザインやアートディクレションも深い理解力と非常な忍耐が必要なこと。

フォトグラファー、校正マン、印刷ディレクター、広告部、販売、、、とリアルキッチンが世に出るまでにたくさんの人の手が関わっていること。

そして新刊ができるたびに、ひとつの「気づき」が私の中に生まれ、次号はそのソリューションとなるように、ほぼ1年中考えていること。

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